​第7課

定冠詞

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理解を深めるために

定冠詞の使い方に関する補足

 

A 定冠詞①:対象を特定化して示す用法の補足

地名に関して、大陸名、国名、地方名、山や河川や海の名前には一般に定冠詞が付けられる。

例:l’Asie

la France

la Normandie

les Alpes

la Seine

l’Atlantique など。

ただし、都市の名前には(一部の例外を除き)原則として冠詞をつけない。 

例:Paris

Londres

Tokyo

Séoul

Pékin     

例外:Le Caire(カイロ)

La Haye (ハーグ)

Le Havre(ル・アーヴル)

Le Mans(ル・マン)

また、固有名詞に定冠詞複数形がつくと「~一家」「~一族」を意味する。

例:Les Dubois

デュボワさん一家 

Les Bourbons

ブルボン

B 定冠詞②:対象を総称的に示す用法(定冠詞の単数形・複数形の使い分け)

あるものを「一般的な意味で話す」場合、1つ1つと数えられるものとして捉えられている名詞には定冠詞を複数形で使い、数としては捉えられない名詞の場合は単数形で使う。

 

例:les jeunes

若者たち

les Français

フランス人たち

→若者1人1人が集まったもの、フランス人1人1人が集まったものとしての総称的な集団

定冠詞複数形

例:la cuisine française

フランス料理

la liberté

自由

→いずれも数えられるものではない総称的なまとまり

定冠詞単数形

したがって、boire「飲む」やmanger「食べる」とともに「飲み物」や「食べ物」が不定冠詞や部分冠詞をともなって用いられている場合には少し注意が必要である。以下の2つの場合を参照のこと。

 

1.その食べ物をまるごと食べるのが普通の場合:例えば「クロワッサン」や「みかん」はまるごと1個ずつ食べていくのが普通であるから、不定冠詞を使って、”Je mange un croissant / une mandarine.”もしくは” je mange des croissants / des mandarines. “となる。この場合、その食べ物の好き嫌いをいうときには定冠詞の複数を用いて”J’aime les croissants / les mandarines.”という。

2.その食べ物をまるごとではなく、全体の一部分を食べるのが普通の場合:例えば「肉」「魚(ただし1匹まるごとではなく切り身のイメージ)」は、部分冠詞を使って” Je mange de la viande / du poisson.” となる。この場合、その食べ物の好き嫌いをいうときには定冠詞の単数を用いて”J’aime la viande / le poisson.”という。

なお、動物の好き嫌いをいう場合に、定冠詞の単数形を使うか、複数形を使うかによって、その動物を食べ物として好きなのか、ペットとして好きなのかが決まるので注意しなければならない。

例1:J’aime le poisson.   

(食べ物としての)魚が好きです。  

J’aime les poissons.    

(鑑賞する対象、ペットとしての)魚が好きです。

 

例2:J'aime le lapin.             

(食べ物としての)うさぎ(肉)が好きです。

J'aime les lapins.  

(鑑賞する対象、ペットとしての)うさぎが好きです。

このように冠詞の選択ひとつで文の意味が変わってしまうのである!

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